テーマパークは非日常的な空間が広がる絶好の写真スポット。
ファミリーや仲間と一緒でも、一人でも楽しめる空間です。
カメラ初心者の方に人気のソニーのミラーレス一眼「α6000シリーズ」。
このシリーズは、写真も動画も手軽に始められ、
モデルごとに性能の違いがあり、自分に合った1台を探すことができます。
この記事では、α6000シリーズの全7機種について、特徴・価格・違いをわかりやすく解説。
さらに、初心者向けの選び方ガイドも!
テーマパークでの撮影テクニックやおすすめスポットをご紹介します。
軽量コンパクトボディで、1日中持ち歩いても疲れにくい!
高速オートフォーカス(AF)と高速連写で、動き回るキャラクターや人物の撮影もばっちり!
夜景もそこそこきれいに撮れる!
旧機種が中古で安価に手に入る!(人気機種で中古市場の値段があまり落ちない)
α6000シリーズがテーマパーク撮影にぴったりな理由

- とっても軽くてコンパクト!
- カメラ本体の重さはたったの約285g(α6000)。ペットボトルより軽いので、長時間のパーク散策でも肩や腕が疲れにくいんです。
- すばやくピントが合う!
- 動くキャラクターやアトラクションも、0.02秒の高速オートフォーカスでしっかりピントを合わせてくれます。シャッターチャンスを逃しません!
- 夜のパレードもキレイに撮れる!
- ISO感度32000(α6100)まで対応しているので、暗い場所でも明るくきれいに撮影できます。イルミネーションや夜のショーにもぴったりです。
- 画面が動くから、撮りたい角度で撮れる!
- 液晶画面が上下に動く「チルト式モニター」つき。人混みの上から撮ったり、しゃがんで下から撮るのもラクラク♪
- バッテリー長持ち!
- 1回の充電で約420枚(α6100)も撮れるので、朝から夜までたっぷり撮影できます。
- パレードなどで連写される方は予備のバッテリーを用意!
α6000シリーズ全モデル徹底比較
α6000シリーズは数字の順番に発売されたのではなく、以下のように分かればいます。
入門モデル α6000→α6100→中位モデルへ進化
中位モデル α6300→α6400(現行)
上位モデル α6500→α6600→α6700(現行)
α6000(ILCE-6000)
- 発売日:2014年3月
- 有効画素数:約2430万画素
- ISO感度:常用 100–25600(拡張 最大51200相当)
- AF:179点(位相差)+25点(コントラスト)
- 連写:最高11コマ/秒
- 動画性能:フルHD(60p)対応
- 液晶モニター:チルト式/非タッチ
- 自撮り対応:なし
- ボディ内手ブレ補正:なし
- 重量:約285g(バッテリー・メモリ含む)
- 新品価格:約55,000円~(生産終了)
- 中古価格:約44,000円~


α6100(ILCE-6100)
- 発売日:2019年10月
- 有効画素数:約2420万画素
- ISO感度:常用 100–32000(拡張 最大51200)
- AF:425点(位相差・コントラスト)/リアルタイムトラッキングAF
- 動画性能:4K30p対応
- 液晶モニター:180度チルト/非タッチ
- 自撮り対応:あり
- ボディ内手ブレ補正:なし
- 重量:約396g
- 新品価格:約85,000円~(生産終了)
- 中古価格:約60,000円~

α6300(ILCE-6300)
- 発売:2016年3月
- 約2420万画素
- ISO:100–25600(拡張51200)
- 425点AF(0.05秒の高速AF)
- 4K動画対応
- チルト液晶/非タッチ、自撮り不可
- 手ブレ補正なし
- 重さ:約361g
- 新品価格:約90,000円~(生産終了)
- 中古価格:約58,000円~

α6400(ILCE-6400)現行エントリーモデル
- 発売日:2019年2月
- 有効画素数:約2420万画素
- ISO感度:常用 100–32000(拡張 最大102400)
- AF:425点+425点/リアルタイム瞳AF・トラッキング
- 動画性能:4K30p/S-Log対応
- 液晶モニター:180度チルト/タッチ対応
- 自撮り対応:あり
- ボディ内手ブレ補正:なし
- 重量:約403g
- 新品価格:約100,000円~
- 中古価格:約80,000円~


α6500(ILCE-6500)
- 発売日:2016年12月
- 有効画素数:約2420万画素
- ISO感度:常用 100–25600(拡張 最大51200)
- AF:425点(位相差)+169点(コントラスト)
- 動画性能:4K対応
- 液晶モニター:チルト式/タッチ対応
- 自撮り対応:なし
- ボディ内手ブレ補正:あり(5軸)
- 重量:約453g
- 新品価格:約120,000円~(生産終了)
- 中古価格:約70,000円~

α6600(ILCE-6600)
- 発売日:2019年11月
- 有効画素数:約2420万画素
- ISO感度:常用 100–32000(拡張 最大102400)
- AF:425点+425点/リアルタイムAF
- 動画性能:4K30p/Log対応
- 液晶モニター:180度チルト/タッチ対応
- 自撮り対応:あり
- ボディ内手ブレ補正:あり(5軸)
- バッテリー:Zバッテリー(長持ち)
- 重量:約503g
- 新品価格:約140,000円~(生産終了)
- 中古価格:約110,000円~

α6700(ILCE-6700)現行ハイアマチュアモデル
- 発売日:2023年7月
- 有効画素数:約2600万画素(裏面照射型)
- ISO感度:常用 100–32000(拡張 最大102400)
- AF:759点(AI被写体認識対応)
- 動画性能:4K60p/10bit対応/CineVlog向け
- 液晶モニター:バリアングル/タッチ対応
- 自撮り対応:あり
- ボディ内手ブレ補正:あり(5軸)
- 重量:約493g
- 新品価格:約210,000円~
- 中古価格:約170,000円~

α6000シリーズ 比較表(2025年4月時点)
モデル名 | 発売年 | 画素数 | ISO感度 | AFポイント | 動画 | 液晶 | 手ブレ補正 | 自撮り | 重量 | 新品価格 | 中古価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
α6000 | 2014年 | 約2430万 | 100–25600 | 179+25 | FHD60p | チルト/非タッチ | × | × | 約285g | 約55,000円~ | 約44,000円~ |
α6100 | 2019年 | 約2420万 | 100–32000 | 425 | 4K30p | チルト/非タッチ | × | ○ | 約396g | 約85,000円~ | 約60,000円~ |
α6300 | 2016年 | 約2420万 | 100–25600 | 425 | 4K30p | チルト/非タッチ | × | × | 約361g | 約90,000円~ | 約58,000円~ |
α6400 | 2019年 | 約2420万 | 100–32000 | 425 | 4K30p | チルト/タッチ | × | ○ | 約403g | 約100,000円~ | 約80,000円~ |
α6500 | 2016年 | 約2420万 | 100–25600 | 425+169 | 4K30p | チルト/タッチ | ○ | × | 約453g | 約120,000円~ | 約70,000円~ |
α6600 | 2019年 | 約2420万 | 100–32000 | 425 | 4K30p | チルト/タッチ | ○ | ○ | 約503g | 約140,000円~ | 約110,000円~ |
α6700 | 2023年 | 約2600万 | 100–32000 | 759(AI) | 4K60p | バリアングル/タッチ | ○ | ○ | 約493g | 約210,000円~ | 約170,000円~ |
迷っているあなたにぴったりのモデルはこれ!
あなたの目的・希望 | オススメモデル | 理由 |
---|---|---|
とにかく安く始めたい | α6000 | 必要最低限の性能と安さで始めやすい |
自撮り・Vlogしたい | α6100 / α6300 / α6400 | チルト液晶で自撮りも簡単&4K対応 |
動画にもこだわりたい | α6400 | S-Log撮影や高精度AFで映像も本格派 |
ブレずに撮りたい | α6500 / α6600 / α6700 | ボディ内手ブレ補正ありで安定した撮影が可能 |
長く使える高性能機が欲しい | α6700 | 最新プロセッサ&AI搭載、将来的な拡張性も◎ |
テーマパークでおすすめ撮影スポット&設定

マニュアルモード+オートフォーカスでの撮影を想定していますが、
初心者でも、この知識さえあれば写真が楽しくなりますよ!
だいたい理解したら、とりあえず撮影してみましょう。
「テーマパーク」と書いておきながら偏りがあるのはご了承ください…
まずは基礎知識(ISO感度・シャッタースピード・F値は「露出の三角関係」)
写真の明るさ(露出)を決める大事な要素です。
少々難しいですが、いろいろ試すのも楽しいですよ。
これを知っていれば、すぐに素敵な写真が撮れます。
ISO感度とは
ISO感度(アイエスオーかんど)とは、カメラが光をどれくらい敏感に感じるかを表す数値です。
例えば…
ISOが高い(例:3200) → 暗くても明るく写せるが、ノイズが増える(ざらざらになる)
ISOが低い(例:100) → 暗い場所では写りにくいが、ノイズが少なくキレイ
シャッタースピードとは
シャッタースピードは、シャッターが開いている時間の長さのことです。
カメラに光が入る時間のことですね。
例えば…
スピードが速い(例:1/1000秒) → 動きを止めて撮れる(ブレにくい)
スピードが遅い(例:1秒) → 光がたくさん入るが、ブレやすい(夜景に使う)
F値とは
F値(エフち)は、レンズの光の通り道(穴)の大きさを表します。
小さいF値は穴が大きく、光がたくさん入ります。
例えば…
F値が小さい(例:F1.8) → 背景がぼける、明るく撮れる
F値が大きい(例:F16) → 全体にピントが合いやすく、暗めになる
パーク内の風景(昼間)

- 初心者でも比較的簡単に良い写真がとれる:
- 広角レンズ(16-50mmなど)で全体を大胆に構図に入れる(ズームレンズなら引いて撮る)
- ISO感度はAUTOでOK
- 明るさはF値で調整(白飛びしてなければ、大体でOK)
キャラクターグリーティング

- 一発勝負!多少暗くてもあとで明るくすれば大丈夫:
- ISO感度を上げ過ぎて明るくすると照明や部屋の色が強くなり不自然 屋外100 室内400~800ぐらい
- シャッタースピードはぶれないぎりぎりの遅いスピードで 1/125~150ぐらい
- 背景をぼかすにはF3.5程度に絞り、被写体に近づいて撮影
Windowsパソコン標準機能(フォト)だけで編集してもこんなに明るくなります。
スマーフォンやタブレットなどモバイルで使用できるLightroomなどを使用すればもっときれいになると思います。
【Before】めちゃくちゃ暗くなってしまった写真

【After】編集後の写真(白飛びしない程度に露出を上げてから、最後に明るさ調整しています)

パレード、ショー撮影

- 高速連写あるのみ!:
- シャッタースピード:1/500秒以上(動きを止める)
- 「連続撮影:Hi」モードで最高11コマ/秒の連写が可能(目線を逃さない)
- チルト液晶を活用し、目線以外からも撮影可能
- 明るさはF値で調整(困ったら最小値でOK)し、明るさ足りなければ、ISO感度で最終調整
イルミネーション・夜間撮影

- ISO感度を上げてシャッターはぶれない程度に遅く切る:
- ISO感度は6400ぐらいまでで撮影(上げ過ぎるとざらついた写真になる)
- F値は一番小さい値(困ったら最小値でOK)
- 三脚が使えないので、手振れしないぎりぎりのシャッタースピードで 1/50~125
- レンズの手振れ補正だけでも、意外とぶれずに撮れる(今のレンズの手振れ補正は凄いですよ)
おすすめレンズ組み合わせ
パークでは、必ずしも被写体に近づけるとは限らないため、最初の1本はズームレンズ1択です!
2本目は単焦点レンズに挑戦してみたいですね。
- 高倍率ズームレンズ:タムロン 18-300㎜ F3.5-6.3→遠くの被写体も、接写もこなせる万能な1本
風景、パレード、ショー、グリーティングなど、なんでもこれ1本で撮影可能です。
高倍率ですので、ディズニーシーのハーバーショーでキャラクターが遠くてもばっちり撮れます!
※一押しです!写真は私の愛用機です。


- 標準ズームレンズ:ソニー SELP16502(16-50mm F3.5-5.6)→ 軽量で万能、風景やグリーティングなど気軽な撮影に!


- 望遠ズームレンズ:ソニー SEL55210(55-210mm F4.5-6.3)→ パレードやショーなどの被写体に


- 単焦点レンズ:ソニー SEL35F18(35mm F1.8)→ 夜景や背景ぼかしに最適
レンズ保護のために「フィルター」というものをレンズの先端部分につけましょう。
レンズのフィルター径サイズを確認し、以下を購入しておけば間違いないです。
フィルターもいろいろな種類があるので、後々研究したいですね。
タムロン18-300㎜レンズ用

ソニーレンズ用

持ち物チェックリスト

パークでは身軽にしたいため、持ち物は最小限!
出来ればレンズも1本にしたいですよね。
- 予備バッテリー(NP-FW50)
- レンズ拭き
- タオル(びしょ濡れイベントなどでカメラにかぶせて撮影)
- カメラ本体を包むもの(移動時の傷防止)
まとめ
- 価格を抑えたい人 → α6000(コスパ最強)
- 自撮り・YouTube → α6400(万能モデル)
- 今後長く使いたい or ワンランク上を狙う → α6700
α6000シリーズは、どのモデルも初心者に使いやすい設計となっています。
価格や性能のバランス、自分の目的に合わせて選ぶことで、長く満足できる1台が見つかりますよ!
迷ったときは、「何を撮りたいか」「どこまでこだわりたいか」を考えるのがコツ。
あなたにぴったりの1台を見つけて、カメラライフを始めましょう!
最後に
今回ご紹介したα6000シリーズはAPS-Cというセンサーを採用しています。
センサーとは、写真を撮影する際にカメラのレンズから入った光を電気信号に変えてデータ転送する部分です。
プロが使用する機種と比べるとサイズが小さい規格です。
初心者、中級者を抜け出した時、念願のプロたちが使っているセンサーが大きい、
フルサイズ機種(α7シリーズ)が待っています!
その時はすでに、カメラ沼にはまってますね…
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